少し遅くなりましたが
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
元旦に令和6年能登半島地震が発生しました。
お亡くなりになられた方々に哀悼の意を表するとともに、
被災された多くの方々に心よりお見舞いを申し上げます。
未だに倒壊した建物に取り残された方々の一刻でも早い救出を
願うばかりです。
令和の地震で住宅が再びこれほど甚大な被害を受けるとは思ってもいませんでした。
あの阪神大震災の教訓が、結果として生かされていない事に、衝撃を受けました。
この度の地震では、新耐震基準(昭和56年以降建築)と言われる耐震補強対象外の
住宅も多く倒壊しているとの情報が入ってきています。
結局、新耐震基準の建物でも耐震補強ができていない建物は自然の力の前では無力で
あることに衝撃を受けております。
目指すのは、最低でも平成12年建築基準法改正基準に準じた耐震補強をするしかないと思います。
最近は、省エネ省エネとそちらばかりに国の政策も力を入れて、窓を中心とした断熱改修工事に
対しては数千億円の補助金を湯水のように予算を付けて・・
耐震補強の予算補助は雀の涙・・その結果がこの悲惨な状況です。
当社は創業以来30年、住まいの耐震化の普及促進に全力で取り組んできましたが、
これからも、今まで以上に命を守る住まい造りの為に全力で邁進する決意を新たに
いたしました。
とにかく、住宅で寒い暑いを我慢する事と、地震で大切な命を守る事とは天秤にも
ならないと思います。
今年もよろしくお願い申し上げます。
鎮魂